老画家の風景
歌のイメージを絵にするということは、各リスナーのなかにあるイメージを壊してしまう
ことになりかねないので、出来れば避けたい気分でもありますが、トライしてみます。
あくまでも稲垣個人のイメージであるということをお忘れ無くです。
と、いうわけで、少なくとも僕が作詞しましたこの歌を、、非常にベタですが、「老画家の風景」です。
当時僕は近所の羽根木公園にときおり散歩に出掛けたりしてました。この公園は
いちばん奥(南端)が丘の頂上になっており、そこから世田谷の町並みがひらけて良い眺めが広がっていました。
ベンチに座り、この風景を眺めているうちに「老画家の風景」の着想を得ました。
絵はこの風景を実際にスケッチしたわけではなく、当時見た僕の記憶 (イメージ)を具象化したものです。
歌に登場する老画家はやはり油絵を描いていて欲しいので、かれの実現しなかった絵の下絵といったところでしょうか。
ワーグマン紙、透明水彩、色鉛筆
2003年10月14日